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スパイロ・ジャイラ(Spyro Gyra)は、1975年にアメリカで結成されたフュージョン・グループである。代表曲に「モーニング・ダンス」などがある。 現在までに20枚以上のアルバムを出し、1000万枚以上を売り上げ、フュージョン系バンドとしてはもっとも成功を収めたグループの一つであるといわれる。 == 来歴 == ニューヨーク州最北端の都市バッファローで、リーダーのサックス奏者、ジェイ・ベッケンスタインが地元仲間のキーボード奏者、ジェレミー・ウォールらとのセッションを経て、1975年にバンドとして旗揚げした。グループ名は、ベッケンスタインが学生時代の生物の授業で''spirogyra''(アオミドロ)と書くべき所を''spyro gyra''と綴りを間違えて書いたことに由来する。 1978年、キーボード奏者トム・シューマン、ヴィブラフォンのデイヴ・サミュエルズ等と共にファーストアルバム、''Spyro Gyra'' を ''Amherst Records'' よりリリース、初回プレスはわずか500枚であったが、反響を呼び20万枚を超すヒットとなった。1979年には代表作となるセカンドアルバム ''Morning Dance'' を ''MCA Records'' より発表する。ビルボードのポップチャートを上昇して70万枚以上のセールスを上げ、ゴールド・ディスクも獲得した。タイトル曲はこのシーンでは珍しいカリプソ調の曲であったが、現在もなお高い人気を保っている。他の曲でもブレッカー・ブラザーズを迎えたりとバンド・コンセプトの強いものであった。 1990年代に入り、スムーズジャズと呼ばれる動きが盛んであった頃でも、彼らの音楽はR&B、ファンク、ポップスなどからの影響をとどめており、スムーズジャズよりもジャズ的であると言われる。即興性よりも曲調に主眼を置いた作風が多く、彼らの全盛期である1970年代末 - 1980年代に出されたアルバムにラテン調の明るい曲が多かったことも手伝って、「軽い音楽」という評価も 見られるが、ライブでの技術も含めたメンバーの音楽性自体は高い。 一時期、メンバーの入れ替わりが激しかった事もあり、リーダーのベッケンスタインや、作曲担当以外のメンバーは、結成当初とは大きく異なっているが、コンスタントにアルバムをリリースし続けている事からも変わらぬ人気ぶりが伺える。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スパイロ・ジャイラ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Spyro Gyra 」があります。 スポンサード リンク
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